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生物としてのサンゴ
サンゴといえば、南の海に広がる美しいサンゴ礁がまず思い浮かびます。サンゴ礁を形成しているのはイシサンゴと呼ばれる種類がほとんどですが、そのひとつひとつを見ると、緑、褐色、紫、赤などとてもカラフル。テーブルの様に平たく広がっているもの、細かく枝わかれしているものなど形もさまざまです。
そんな樹木、枝に似た色や形のせいで、植物だと思われがちなサンゴですが、実はれっきとした動物。クラゲやイソギンチャクと同じ、刺胞動物に分類されます。つまり、イソギンチャクとサンゴは近い親戚みたいなもの。イソギンチャクを見ると、真ん中に口と肛門を兼ねた穴があり、そのまわりを触手と呼ばれる細長い器官が取り囲んでいます。サンゴのからだもほぼ同じ。サンゴの固体は小さいイソギンチャクのようなものでポリプと呼ばれます。
ただし、サンゴの場合、石灰質でできた硬い外骨格ができるのがイソギンチャクとの大きなちがい。サンゴが、サンゴに共生する褐虫藻(藻の一種)の助けを借りて、大気中から海に溶け込んだ炭酸ガスをせっせと取り入れて、石灰質にかえていくことで骨格が大きくなります。それがサンゴ礁の発達につながるわけです。
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